8月4日に千葉県実行委員会から縦走旗を引き継いだ東京都実行委員会は、8月5日東京都足立区北千住から8月6日神奈川県横浜市神奈川区の沢渡公園までの66.3kmを様々な施設・団体を訪問しながら、延べ108人が縦走しました。
5日午前6時10分に20人のサポータに見送られながら北千住を出発し、浅草寺の雷門に向いました。雷門では50人のサポーターが迎える中で、ピースメッセージ宣布が行われました。
その後、根津神社で宮司より日韓友好やピースロードの安全祈願などお祓いと御祈祷をしていただき、ライダーたちも神聖な心で祈りを捧げました。
その後、新宿中央公園に向い、中央実行委員そしてサポーターら100人が集い、激励会が行われ、参加された来賓などから多くの激励の言葉を頂きました。その中で、遠藤哲也中央副実行委員長は「重要な日韓関係の改善に意義深い企画であると思う。暑い中であるが、身体に気をつけて、ぜひ完走していただきたい」と激励のメッセージをライダーたちに語りました。
その後、ライダーたちは明治神宮を表敬訪問し、祈願と参拝を行いました。
続いて、東京イスラムジャーミーを表敬訪問。トルコのヨーグルトドリンクが振舞われ、ひと時の休息を取りました。その後、イスラム式の礼拝体験を行い、ライダー代表からピースメッセージ宣言が行われ、イスラムの方々はそのメッセージの内容にとても共感して下さいました。そして、昼食としてケバブが振舞われ、身も心も充実したランナーたちは、「PEACE ROAD 東京歓迎式及び中間報告会」の会場に向いました。
報告会の会場には、サポーターら120人が参加し、ライダーたちを歓迎いたしました。
この報告会では、北海道納沙布岬から前日までの縦走の内容や各メディアの報道状況、スポンサーなどの内容が映像を通じて報告され、縦走旗を繋いできたライダーたちの熱い思いを感じながら、胸が熱くなりました。参加された来賓の方は、「報告を受けてとても素晴らしいイベントだと思いました。来年はぜひ私も走ってみたい」と抱負を述べました。
報告会の後、ライダーたちは駐日本国大韓民国大使館を表敬訪問し、日韓国交正常化50周年担当参事の方に、活動の内容を報告すると共に、ピースロードの旗にサインを頂きました。
翌日は、午前7時15分に中央実行委員会のある東京都新宿区からサポーター20人に見送られ、神奈川県の鶴見民団に向けて出発しました。
到着後、権容一鶴見民団副団長より「在日の願いが南北統一。親戚が北にいる離散家族です。この特別な思いは、在日でないとわからない」とその心情を語られました。そしてその日は、広島に原子爆弾が投下された日であり、ライダーたちも平和への思いを深くする瞬間でもありました。
その後、ライダーたちは神奈川県実行委員会との引継ぎ場所である沢渡公園に向い、行程を無事に終えました。
参加したライダーからは、「都会のせいもあると思いますが、平和のために縦走しているのにクラクションを鳴らされたこともありました」とも報告がありました。また、「2日間の様々なスケジュールに共通して感じることは、『ピースロード』という命題を通じ、朝鮮半島の南北問題、世界の国境問題、それらを議員、宗教家、大使など多くの立場ある人達に伝え、解決の糸口とする取り組みであることを感じます」と感想が寄せられました。ライダーたちが立ち寄った様々な文化圏の違いの中で、小さな平和から世界規模の平和までを考えるきっかけとなったに違いありません。
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